偽装問題とコーヒー豆
最近の好ましくないニュースに食品「偽装」が‥
一流ホテルや高級レストランの食材や品質が、表示よりレベルの低いものだった。というニュース。
いろいろ苦しい言い訳をしているけど、はっきり言って詐欺だな。しかし、疑問に思うのは、日常的に、そんなホテルやレストランを使っているグルメの方たちは、何年間も「おかしい」とは思わなかったんだろうか
‥と思ったときに、頭に浮かんだ。
そう言えば、珈琲の世界でも同じようなことは、いくつかある。
たとえば、ブルーマウンテン№1。珈琲ファンでなくても、この珈琲が高級品であることは知っている有名な高級珈琲豆。
実は、日本に輸入されたブルーマウンテン№1の量の倍の量のブルーマウンテン№1が、日本国内で売買されている。つまり、半分は偽者。
しかし、未だに、偽者のブルーマウンテン№1を販売していたとされる珈琲店や業者は聞かない。
ウチの店でも、ブルーマウンテン№1以外の豆は買わないというお客さんは3人しかいない。その人たちや、珈琲専門店のマスター、珈琲業者のベテラン以外なら、「これが、ブルーマウンテン№1です」と言って偽者を出されても気づかないかも知れない。