デカフェ 知ってます?
デカフェと聞いて、「ああ」とこたえる人は、コーヒーの知識のある方か、カフェインについて興味のある方ですね。正確には、デカフェはコーヒーだけでなく、飲食品全体で本来カフェインが入っているものから、カフェインを抜いたもの全てです。しかし、一般的にはカフェインレスのコーヒーを指します。
日本人には少ないのですが、欧米人にはカフェインがダメな方が1割近くいるそうです。日本人でお酒のダメな人がいるようなものですね。もちろん、日本人でも、病人や妊婦の場合、医師の指導でカフェインを避けるように言われる場合もあります。そういった人たちのために、カフェイン抜きのコーヒーが作られたわけです。
以前は、薬品などを使っていましたが、安全面や香味の点で問題がありました。最近では、カフェイン以外の珈琲成分を溶かした水溶液にコーヒーの豆を漬けて、カフェインだけを取り出す方法と、二酸化炭素の充満した容器の中に珈琲豆を入れて非常に高い圧力をかけて臨界状態を作り出し、カフェインだけを取り除く方法があります。カフェイン量が通常の1%未満になればデカフェ(カフェインレスコーヒー)として販売できます。(日本の法律では10%未満)
しかし、デカフェは香りもなくまずい。とよく言われ、私もそう思っていました。しかし、最近のデカフェは、まあまあいけます。