珈琲豆はどこで採れる?(その2 標高)
珈琲豆は、赤道に近いコーヒーベルト地域で栽培されています。 いわゆるおいしいコーヒーはアラビカ種とされていますが、 アラビカ種は香味がよい代わりに育てにくいという特徴をもっています。
そして、アラビカ種は高温多湿に弱いという弱点もあります。
ですから必然的に高地での栽培になります。
またシェードツリーと言われる
強い日差しをさける高い木が農園の周りに植えられます。
一般に標高1000m以上でつくられます。
国によっては作られる標高が高い順に豆のランクをつけています。
いろいろなコーヒーの名前に○○マウンテンとか、
キリマンジャロと山の名前がついているのはそのためです。
なぜ、標高が高いほどいいのでしょう。
コーヒーベルト地域は、1年中夏なので、植物も早く育ち開花、結実します。
気温が高すぎると種(豆)に栄養がいきわたる前に
実が熟してしまい、いい種(豆)ができません。
ゆっくり熟していくことが求められます。
暑いだけではだめなのです。
そして、昼夜の寒暖の差が、よりいい豆をつくります。
昼間は暑く、夜寒いことが大事になります。
高地での栽培には運搬面など不利な条件がありますが、
それ以上に、いい豆が採れることが高地栽培が盛んな理由となります。