ゲイシャの話。(その3 ゲイシャの快進撃)
2004年、パナマの品評会に出品された1つの珈琲豆に衝撃の審査結果が発表され、優勝し、それまでありえない高値で落札されます。それが、エスメラルダゲイシャでした。
以降、どの品評会でもダントツの評価を得、毎年、自らが作り出した落札値の記録を破る高値を更新します。
そして、2008年には、他の豆との競い合いができない(相手にならない)として 、エスメラルダゲイシャだけの品評会とオークションが行われるようになります。そして、その後も年々落札値記録は更新され続けています。
当初、まったく注目されなかったゲイシャが、コーヒーの香味に注目が集まり始めた、ここ十数年の間に、数々の伝説を生み、今でもその伝説は続いていると言えます。